「人=モノ扱い」と人的資本経営

元陸上選手の為末大氏が2022年4月、facebookに「他人を物的に扱う癖」がつく企業文化があるけれど、昨今は労働力化(労働する機械=物化)していた個が、人間であることを意識し始めており、他人を物ではなく人として見るようにしないと、時代の変化とともに…

パラダイムシフト(大変革)における「勝ち組」に求められるリスキミング(学び直し)

2022年4月16日に発生した、私と同世代(団塊ジュニア)で、マーケティング業界でご活躍されてきたという伊東正明氏の炎上事件。 4月22日には、タレントでエッセイストの小島慶子さんが、炎上事件を起こした伊東氏がご自身(&私)と同世代の「団塊ジュニア」…

幸福論@現代日本。もっと言えば単なる私の幸福論。

大人気漫画、『鬼滅の刃』。昨年11月までまったく知らなかった私がコミック全巻持ってたりするんですが、その中に、禰豆子が「幸せかどうかは私が決める」って言う場面があります。 今朝、犬の散歩しながら、ふと、この場面を思い出した、というか、自分の子…

フリーvsマネーフォワード特許訴訟から~イノベーションと市場と知財戦略

だいぶ、いまさら感がありますが、クラウド会計サービスを巡ってフリーがマネーフォワードを特許権侵害で訴えた事件(2016年訴訟提起、2017年権利者フリーの敗訴で終了)をおさらいしていました。 フリーは「独自技術を守りたかった」(https://japan.cnet.c…

上って下るー反転する社会

8月に東京・大手町で開催されたサマーカレッジ(https://ecozzeria.jp/events/special/sc2020.html)で高校生・大学生向けにキャリアと家庭(子育て)のお話をさせていただきました。先日、その参加者アンケートを拝見したところ、「年長者に対する違和感の…

ノウハウ/知的資産の伝承~知財制度と徒弟/家元制度

先日、「人が集まる場づくり」のプロだと私が感じた方3名とお話する機会がありました。 私もちょこちょこと人を集める活動をしてきたのですが、その方々とお話して感じたのは、圧倒的な経験の差に基づく「ノウハウ」の有無。私が「人を集める場」を作ったの…

心の若さ~成功は老いのもと

「青春とは、心の若さである」というサムエル・ウルマンの詩の一節は知っている人も多いでしょう。 サムエル・ウルマンは「年を重ねただけでは人は老いない。人は理想を失うときはじめて老いる」と詠いましたが、50歳目前という老いのとばりに立った私はいま…

起業支援って何だっけ?~事業創造の内と外

私は長らく知財専門職として新事業創造を”サポート”する仕事をしてきました。それが今年1月設立したベンチャー企業の代表を務めている関係で、新事業をサポートするお仕事をされている方の支援を受ける側に。 私のキャリアは企業の特許担当として、研究開発…

多様化する時代のゆるベンチャー

私が代表となっているS株式会社はK大学発ベンチャーです。 私を含めた取締役3名のうち1名(創業者)はK大教員で取締役全員がS社の仕事以外の別の仕事を持つ兼業・非常勤です。私がこの件に関わった時、創業者とK大学の起業支援関連組織の担当者とであれ…

戦略・戦術・戦闘、あるいは抽象化・一般化・個別

私は地方(大阪)出身ですが、20年少しの社会人生活のほとんどを東京で送りました。 東京では知財専門職として新規事業創造・事業戦略の構築、推進に携わり、さまざまなセミナーや社外人脈との交流を通じてたくさんの情報を得ていました。 このため書籍やネ…

資本主義と「価値」の変わり目

私は1971年生まれ、いわゆる第2次ベビーブーマー、団塊ジュニアです。 ですから私は20年以上、経済成長率1%前後の低成長の時代の中で何度かの転職を経ながら働いてきたのですが、経営者は誰も、そしていつも「売上高up」「利益の拡大」を求めていました。 …

お布施と対価

立ち上がるや否やコロナ禍に突っ込んだS社。 S社はテクノロジーベースの大学発ベンチャーなのでこの1年間は、大学のバックアップを受けてチームビルディングと技術開発に注力するはずでした。 が、状況は大きく変化し、コロナ禍での経済的自立が必要に。…

緊急事態宣言と新事業創造;2020年4月8日

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言発令初日。 私は一昨日、大阪のある地域の中小企業の新人研修の講師をしていました。集合研修。 その1週間前の3月末、新型コロナウイルスの感染拡大が危機的状況を迎えているとの情報を受け、新人研修のオ…

コロナ禍の中で

2020年4月1日。 FacebookでS株式会社の代表取締役を務めていることをカミングアウト。 会社を設立したのは2020年1月15日。この会社に関わることになったのは2019年7月3日。 9か月近くもごく限られた人にしか、S株式会社というK大発ベンチャーに関わっている…